「2週間でマスター! スケッチのきほん なぞり描き」 9日目
上:奥行き表現の線を引く 四角い消しゴム
下左:集中点を意識して線を引く 四角いテーブル
下右:傾きが変わる線を描く 公園のベンチ
九日目
「集中点」を理解する。
街路樹などがずっと先まで延び、見通しが良い場所に立った時、はるか先では道路や街路樹が一点に集まるように見えます。それを本書では「集中点」と呼びます。
一般的に「消失点」と表記されていたりします。
ポイント
上:もっとも単純な形で遠近感を意識しましょう。
左上の消しゴムは、平行な線で表現して描き、右下のものは奥行き表現で描いてい ます。
右下の消しゴムの各辺のうち、上下方向のタテ線を除く輪郭線は、すべて右か左の集中点に向かって引きます。
下左:左右のそれぞれの集中点の関係を押さえましょう。厳密にいえば下方向にも一つ集中点があります。このテーブルは脚が短いので、脚はどれもまっすぐ下に向いている(四脚とも平行)ように描きます。
下右:少しずつ傾きが変わる線は下描きで構図をしっかり決めます。
全体として:集中点と目線は深く関係しています。目線とは、描く自分の目の高さを通る水平面のずっと先を示す線です。かならずその線のどこかに集中点がきます。集中点の位置を出すときに、あらかじめ目線を引いておくと便利です。
分かりずらと思いますけど、下左のテーブルで描いた補助線の一番上の水平線の線がそれに当たります。
今回の反省
昨日は病院に行ったので時間が作れず、九日目が今日になってしまった。
今回はスケッチというよりは技術的なことをやったと思う。集中点と目線の関係は、パースにも通じるところがあるので、しっかり頭にいれておきたい。
それではまた次回